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​整体操法と愉気について

私どもの整体操法は、身体に手を当てて気を集めることで変化を誘導するという方法を使っていますが、これを愉気(ゆき)と呼んでいます。

愉気は病気治しではありません。「~が治ります」「~に効きます」という言いかたはできません。

愉気を受けに集まってくれる人たちは多様です。

赤ちゃんからお年寄りまで、あらゆる世代が対象です。そして、身体の状態も、元気な人から病院で匙を投げられてしまった人まで実に多彩です。これらのどんな人がいらしても、私たちは愉気をするだけです。

まだお腹の中にいるこれから産まれてくる子にする愉気と、もうすぐ死期を迎えるお年寄りにする愉気は同じです。私たちは「天行健」という言葉を好みますが、命がその流れに沿っていけるように気を通すというお手伝いするだけです。

成長期の子どもの風邪と、思春期の困惑と、更年期の憂鬱にする愉気はすべて同じです。

気が通った後は身体が勝手になりたいようになっていきます。でも、繰り返される頭痛や腰痛、激しい生理痛など、身体の狂いが激しいときには、つっかえを取り除くための働きかけをすることもあります。

いずれにせよ、愉気をしていくことは心と身体を解放していくことです。

医療の治療とは全く逆のアプローチですが、それは薬を使わないということだけではなく、薬が症状を抑え込むものであるのに対して、愉気は症状を全うさせる性質のものです。

愉気を受けて起こる変化とは、自分自身を取り巻いている、より大きなものの働きに気づくことで自分が大丈夫であることがわかる、というようなことです。

​会員制であることについて

私たちの道場が会員制をとっているのは、愉気というものが症状を治せば終わりというものではないからです。

長年苦しんでいる人に愉気をすると、関心ごとは心身ともに過去に遡っていきますが、成長している子どもに対して愉気をしていくと、それはこれから起こる未来につながっていきます。愉気は長い時間を感じながらするものなのです。

それから、愉気をすることで起こることは、医療の治療で起こることとは全く違います。

例えば、風邪の人に愉気をすると熱が出てきます。そこで高熱が出たからと病院に行って解熱剤を使ってしまうと身体は混乱してしまい鈍くなってしまうので、そういうことを避けるためにも整体操法が愉気で何を誘導しているのかを理解していってもらうことが同時に必要になってきます。

愉気の原理や整体の技術が理解できてくると、愉気は誰にでもできます。生きている限り気は誰にでもあるものだからです。

毎日の家庭の生活でも、困難な人生の局面においても、愉気は何かを乗り越えるときの大きな指針となります。

そして、愉気とともにある生活を送って世代を重ねることで立ち上がってくる身体と心というものがあります。

 

私たちが提唱していきたいのは、そういった「愉気とともにある生活」です。

    整体操法について

    整体操法は予約制です。

    事前にお問い合わせください。

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